こんばんは。ひと時もギャンブルのことが頭から離れない、依存症のつよしです。
予定のない日曜日の休日。
いつもならいそいそとパチンコ屋に向かうのですが、今日はなぜか気乗りがしない。
「どうせ行っても負けるんだろうな」
「人も多いし、ろくな台は打てないだろう」
「明日からまた仕事だし、負けたらテンション下がるよな」
こんなことを考えながら、家でボケーっとしてました。
ただ、パチンコしていないと本当にやることがない。
昔はいろいろと趣味がありました。
バイクに釣り、映画鑑賞など。
最近はめっきりで、ギャンブル以外になにも魅力を感じていませんでした。
ですが、今日は久しぶりに埃をかぶっていたバイクを引っ張り出し、ツーリングに出てみました。
行先も何にも考えずに、ただひたすら走り続けました。
町の途中にはいくつものパチンコ屋。
正直心が揺らぎました。
「ジャグラー2、3,000円くらい打って帰るか?」
でも今日は、1日だけでも我慢してみよう。と、パチンコ屋を無視して走り続けました。
パチンコ・パチスロをやりたい欲求を完全に抑えられたわけではありませんが、
少しだけ、パチンコ依存に対して抗えた気がしました。
依存的ではない、付き合い方ができるようになればなあ。
そう思いながら2時間ほどバイクを走らせ、見つけた道の駅に立ち寄りました。
お土産を買うかと物色していると、売店の定員さんから「どこから来たの?」と話しかけられ、軽く世間話。
初めて会う人と、なんでもない会話。
特別楽しいわけではないのですが、なんとも言えない。良い気分になりました。
パチンコ屋ではありえない光景です。
「なんであいつだけいつも連荘しているんだ。むかつく。」
「俺だけ全然大当たりがこない。ハマる」
「隣のたばこの煙がうっとうしい。舌打ち」
「店員がインカムで何か喋ってる。俺のことか?」
いつもこんなことばかり考えています。
そんなパチンコ屋では人間どうしのふれあいなど起こりうるわけがありません。
そして、お土産を買ってゆっくり流しながら先ほど帰宅。
パチンコ・パチスロをやっていると1日の中で感情の起伏がとても激しくなりがちだと思います。
最近は年のせいか、勝っても負けても疲れることが多くなりました。
そんな中で今日は久しぶりに心穏やかな1日を過ごすことができました。
刺激はありませんが、普通の人間に戻るにはこういう気持ちが必要なのでしょう。
世の中にはパチンコより楽しいことがたくさんあるのでしょう。
一度しかない人生。
これからはパチンコ・パチスロ以外にも目を向けられる人間になりたい。