パチンコを辞めたい。
強い気持ちで決意したはずなのに、気付けばその理由やきっかけを忘れてまたパチンコをしてしまう。
そして、またパチンコで大負けした時に同じことを思う。
またやってしまった・・・もうパチンコを辞めたい!
苦しい。このループから抜け出したい・・・
再度禁パチを始めて17日目。
まだまだパチンコの誘惑は私を自由にはしてくれない。
ふとしたとき、時間が作れそうなとき、お金に余裕ができそうなとき、ほんの少しの心の隙間にパチンコが入り込んでくる。
とても強烈な誘惑。
もう二度とパチンコなんかしない!
お金と時間を無駄にしてまでストレスを溜めたくない!
と、絶望感で押し潰されそうな中で決意したはずの強い気持ちが、たった少しの隙間から崩れるような気がしてしまう。
そんなときは必ず、
パチンコを辞めたい!と思った理由やきっかけを忘れている。
思い出せば、絶対にパチンコを続けるべきではないとわかるのに。
今日は私が強く決意したはずの気持ちを思い出すため、
なぜ、パチンコを辞めたいのか?きっかけはなんだったのか?という内容をまとめたいと思います。
パチンコを辞めた理由ときっかけ
①借金してパチンコを打つようになった自分を止めたい
私の経緯は少し特殊かもしれない。
このブログで公開している借金はほとんどがFXのものだ。
元々はパチンコ・パチスロで大負けするようなタイプではなかった。
ましてやギャンブルで借金なんて絶対にありえないと考えているような人間だった。
ただ、FXで借金を何百万のお金の動きを経験したことで自分の中で何かが変わってしまった。
常にお金がない状態が続き、FXでの再浮上をするための心はへし折られ、現実逃避の手段として残ったのがパチンコだった。
気付けばパチンコの軍資金として、カードローンやキャッシングを利用することに何のためらいもないほどまでに堕ちてしまった。
借金した金でパチンコを打つという行為を始めた頃、とても惨めな思いをしたことを思い出したので少しお話したいと思う。
借金をしてパチンコをする男の惨めなエピソード
ある日の休日。
いつも通り、自宅付近のパチンコ屋で朝からパチンコに夢中になっていた。
その日はたまにある全く当たりが引けない日で、財布に入れていた5万円が午後にはすっからかんになってしまった。
病的なパチンカスとしては、一回でも大当たりを見ないと帰る気持ちにはなれない。
ほんの一瞬だけ悩んだが、私はもしもの時のために財布に潜ませておいた赤とシルバーのツートンカラーのキャッシュカードを使用することを決意した。
楽天スーパーローンのキャッシュカードだ。
決意を固めたらすぐ行動だ。ムキになってしまった私は、さっそく併設されているコンビニ内のATMで楽天スーパーローンのカードを使って初めてのキャッシングを試みた。
パチンカスであればあるほど、ご理解いただけるかと思うが、パチンコ屋の隣にあるコンビニATMは異常なほど後ろに人が並ぶことがある。
普通のコンビニならばあり得ないことだ。
みんな、財布から消えていったパチンコの軍資金を下ろそうと、イライラしながら自分の順番がくるのを今か今かと待っている。
はっきり言って異常だ。
皆なんとも言えない顔でソワソワと列に並んでいる様は、経験のない方には一度見てもらいたいくらいだ。
この時点で、普通の感覚ではどうしようもない状態だろう。
ただ、パチンカスの中にも序列がある。
借金でパチンコを打つ奴は最底辺の人間なのだ。
そして私はその時、その第一歩を踏み入れようとしていた。
2台あるATMの後ろにはそれぞれ4~5人の若者とおっさんが並んでいる。
そして、私は楽天スーパーローンの赤とシルバーのツートンカラーのキラキラに輝くカードをすぐ後ろの背の高い若者にバレないようにATMへ挿入した。
すると、最初の画面で「借入・返済」を選ぶためのボタンが表示された。
コンビニATMでキャッシングをしたことがなかった私はこの時点で動揺してしまい、後ろの若者に見られていないかという恥ずかしさで顔が熱くなってしまった。
そして、「借入」のボタンを連打して、借り入れる金額を入力する画面に移る。
ここは普通にキャッシュカードでお金を下ろすときと同じで安心した。
そして、さっさと金を下ろして台に戻りたかった私は、体を斜めにしながらATMからお金が吐き出されるのを待っていた。
すると、画面が移り変わり、
「一括払い」「リボルビング払い」
という文字が画面の中央にでかでかと表示された。
もちろん、体を斜めにしたことで後ろの背の高い若者からは丸見えだったろう。
私は震える指で「リボルビング払い」を選択し、吐き出されたお金を受け取って振り返った。
見るべきではなかっただろう。
顔を伏せて足早に去るべきだっただろう。
でも、見てしまったのだ。その若者の顔を。
こんな顔をしていた。
恐らく5つくらいは年が離れているであろう若者に、30歳のおじさんがこんな顔で憐みの目を向けられたのだ。
パチンコをしない方からするとなんて惨めで情けないエピソードだと思われるかもしれない。
そして、その若者も同じ穴の狢だと思われるかもしれない。
違うのだ。
借金した金でパチンコを打つという行為は、それをした者としていない者では天と地ほどの差がある。
そこから私はパチンコで借金をすることに躊躇がなくなっていった。
借金をすることの恥ずかしさや惨めさを超えてまでパチンコを打つ気持ちを抑えられなくなってしまったのだ。
そこからは皆さんの知る通り、パチンコを辞めたい!またパチンコに行ってしまった!という悲しい連鎖から抜け出せずにいる。
私はあの若者にされた顔を一生忘れない。
腹が立つとかもうあんな顔をされたくないだとかそんな簡単な感情ではない。
人として、何かを失ったあの日のことを忘れないように胸に刻んで、禁パチを続けていきたい。
もしかしたらあの日の若者に感謝する日が来るかもしれない。
②パチンコ以外に熱中できることや楽しめることを見つけたい
人生において、何を重要とするかは人それぞれだ。
私には、これまでパチンコ以上に楽しいと思えるものが本当になかった。
もちろん今でも見つけることはできていない。
ただ、必死で見つけようと動き始めることはできた。
そしてそれを見つけることができたときに始めて、
「俺、パチンコ辞めたよ!」
と周りの大切な人たちに言えるのだと思う。
だがそもそも、この世にはパチンコの代わりになるようなものは中々ない。
18歳の若者から80歳のご老人まで同じように楽しめる場所がほかにあるだろうか?
私には思いつかない。
先日電話で相談を申し込んだ「リカバリーサポートネットワーク」の方にもそうアドバイスを受けたが、同じようにパチンコを辞めようと決意した人が一番に直面するのは、やること・趣味が無くなってしまったという内容だ。
それだけ熱中していたパチンコをやめようとするのに、代わりの趣味を一つ見つけよう!というのは、無理がある。
事実、私もこれまでは代わりになるものは何かと、一つずつ挑戦していたがどれもこれもパチンコの穴は埋められずすぐに誘惑に負けてしまっていた。
だが、今は違う。少しずつ色々なことに挑戦してパチンコくらい熱中できるものを見つけたい!という気持ちが芽生えている。
パチンコだけの人生だった貴重な20代をすべて取り戻すのは無理かもしれない。
でも、今気づけただけでラッキーと考えて、いい方向に向かうように努力すべきだ。
③パチンコの結果でその日の気分を左右されたくない
パチンコを辞めてまだ17日という現在だが、辞めたメリットを実感し始めていることがある。
それは、パチンコを辞めたい!と強く考えた理由の一つである「感情の起伏」が落ち着いてきていること。
パチンコ屋にいると、勝った・負けた、当たった・ハマったという出来事がジェットコースターのように訪れ、心を大きく揺さぶってくる。
そんなに感情を揺さぶられる出来事は日常の中ではなかなか発生しない。
私はパチンコに行って、負けた場合、
「あーパチンコ行かなければよかった。」
「なんて馬鹿なことをしたんだろう」
「どうして我慢ができないんだろう」
と一人ぶつぶついいながら、落ち込んでいることが殆どだった。
それを見た周りの人たちはいつも私をひっぱりあげようと声を掛けてくれたり、支えてくれれいました。
でもそんな言葉も耳に入らない。
悔しくて、情けなくて、
もうどうしようもない感情をぶつける先が無くて、一人で落ち込むしかなかった。
でも、それも一時の話。
一週間もすればあの時の後悔や情けなさは消え、パチンコのことを考えてウキウキし始める。
こんなことの繰り返しだった私の生活が徐々に変わり始めてきている。
パチンコに行かないだけで、心はまるでさざ波のように穏やかに感じている。
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④パチンコと適切な距離で付き合うことができない
結局これに尽きるのかもしれない。
パチンコ・パチスロというものに適切な距離で付き合うことができている人たちはそのままでいいと思う。
一趣味と考えれば、これだけ非日常を味わえるものはないのだから。
パチンコと上手に付き合えている方は大勢いるだろう。
このブログにコメントをくださる方でもそうだった。以下に紹介させていただきます。
ご自分で理解しているのに、結局やめれないのであれば、せめて4パチ、20スロはやめて、低貸しにするべきです。私は以前、4パチやっていて、1パチなんかとバカにしていましたが、、イチパチでも一万円〜数万円勝てますし、何より大きな負けのリスクがなくなります。一万円負けたときは大金を使ったってゆう気持ちになります。
結果先月は私は5万円、彼は10万円くらいプラスです。大きく勝とうとしないでも十分じゃないですか?借金があるとの事なので、そんなお金使えないですよね?
そして、一日ダラダラ打たないこと、せいぜい2〜3時間に抑える事です。
出たら即ヤメがいいです。
一円なら、それができますよ。
4パチはやめ、バカにしていた1パチに移行することで、大負けのリスクを減らし、パチンコ屋にいる時間を自分で調節する。
もちろん、私も色々と試しました。
この方は本当に素晴らしい。
このようにパチンコと付き合えるのならば何も心配はいらないでしょう。
でも私にはできない。
中途半端に自分を甘やかすととことん行ってしまう。
ならば離れるしかない。
⑤パチンコをするために嘘をつきたくない
私の人生は嘘にまみれている。
もうそんな人生に疲れてしまいました。
嘘を隠すためにまた新たな嘘をつく。
パチンコに行った/行ってない。
借金をした/してない。
色々な人に色々な嘘をつきすぎて、すべてをさらけ出せる人がいない。
この人にはこれを言っていないな。
あの人にはあれを言っていないな。
取り繕うのに必死。
全部自分が蒔いた種だが、もう抜け出したい。
根本はパチンコ。
パチンコを辞めるだけできっとすべてうまく行く。
まとめ
またパチンコしたら絶対に後悔と自己嫌悪が待っている。
他のことに時間を使おう。
辞めた理由を忘れないように、自分にとって良い人生が過ごせるように。
という思いから書き始めて気づいたら結構な時間が経っていました。
ブログって書くの案外大変ですよね。
時間がかかるけど、自分の気持ちを吐き出したり整理するのにはぴったりかもしれません。
今日もパチンコを辞められた!
明日も負けない!
別のところで、パチンコをやる人を馬鹿にするような事を書いてしまった者です。ちょっと言い過ぎてしまったなと思っています。
同じことを書かせていただきます。
なぜパチンコをやめられないかというと、これだけ負けてんだから今日は勝てるだろう、と、考えてしまうからだと思うのです。
つまり、今日、行かなかったら、勝つチャンスを失ってしまう、と、考えてしまう。
パチンコは、いためつけられれば、いためつけられるほど、やめられなくなる。もちろん、店の手口。
それと、確変がパチンコの最大の魅力ですが、ハッキリ言って、すべて遠隔操作です。操作している奴は、こいつは金もつっこんでるし、ここらへんで、3連チャンくらいしてやるか、くらいの感覚です。
お互い、お金を大事にしたいですね。
たしかに、お金を賭けるスリルは強烈だと言うのは同意です。
だから、他に趣味をみつけたい。でも見つからない。
しかし、僕の場合は、単に、美味しいものを食べるということで、抜けられました。
パチンコやることを考えたら、ほんのはした金みたいな金額で、とびきり美味しいものが食べられる。
あなたはキャッシング経験者だと言いますが、僕は、競馬もやっていた救いようのないジャンキーで、賭け金を確保するため、食事をはじめ生活費を切り詰めていました。他の競馬ファンも大同小異だと思います。
それと最後に、パチンコで勝つ確率は、5パーセントだそうです。バカバカしいものにムキになっていましたね。
だらだらと長文失礼しました。