パチンコを日常的にする人で男女限らず、貯金が趣味の人を見たことがありますか?
少なくとも私の周りの人間ではしっかりと貯金をしている人はいませんし、年収は低く、危機感のない人が多い印象です。パチンコにハマるタイプの人間は貯金をするという行為がとても苦手なんです。
また元々は貯金ができる人であったにも関わらず、パチンコを始めたことがきっかけで貯金が無くなり、貯蓄ができない人間になってしまうケースもあります。
この記事では私の実体験も含めて、
・パチンコする人が貯金できない理由を知りたい
・パチンコをする事で貯金が増えている人はいるの?
・パチンコをする人の年収が低い理由は?
・彼氏や旦那に貯金をさせるにはどうしたらいいの?
こんな悩みを持つ方に役立つ解説をさせていただきます。
パチンコする人が貯金できない理由
金銭感覚が狂っていて浪費が激しい
パチンコを日常的にする人は金銭感覚が狂ってしまっている場合が非常に多いです。
パチンコは30分で10,000円が無くなってしまったり、逆に10,000円儲けるといったことが普通に起こりえます。
そのため、パチンコをしている時やその前後はお金の重みが違ってきます。
例として、
・パチンコ屋では500mlの飲み物が200円するが平気で買う
・パチンコ玉やコインで購入するドリンクは400円~500円する
・タバコ吸う人の割合が高く、喫煙数も増えがち
・無駄にコンビニによる習慣がつく
・勝った日は人に奢り、負けた日は腹いせに外食する
その反対で買い物や食事など、普通の方がお金を掛けているものに関してはケチだったりします。ただ、パチンコに関連することには銭勘定がザルになりがちです。
長期的に物事を考えられない
パチンコをする人が貯金できないのは当然として、自身の将来について考えている方も少ない印象です。
何歳までに結婚をして、何歳までに子供を作って、家を買って…etc
ライフプランを明確にしている方に会ったことがありません。
パチンコをするためのプランについては何よりも積極的に考えることができるんですがね。
そもそも貯金したいと考えていない
私もパチンコが心から楽しいと思っていた時期は、将来の事や自分に貯金がないことに対して何の不安もありませんでした。
周りのみんなも貯金ないだろうし、今が楽しければいいじゃん。
こんなことを考えながら、「平日は仕事をして休日は友達とパチンコ」という生活を送っていました。
でも当然、そんな友人も一人、また一人と数が減っていきます。残るのは同じような境遇の友人で、そのあたりの人間としか交流を持たなくなります。
結果、貯金がないことに対する焦りや恥ずかしさを直視しないような生活になってしまいます。
パチンコ依存になってしまったこと自体はしょうがないです。依存症にさせるために何人もの大人が時間とお金をかけて作っていますから。
ただ、何歳の時点でその「危うさ」に気付くことができるかが重要です。
私はその時に30歳を超えていました。もう遅すぎると何回も悔やみましたし、人生逆転は難しいかもしれない。
ですが、この先の人生が今よりひどくなることはありません。
貯金をすることが人生において一番大事ではありませんが、少なくともパチンコにお金を使うことよりは有意義だと言うことは間違いないはずです。
お金がないからパチンコに行って儲けようとする
そもそも本末転倒な話なのですが、パチンコをする人は「お金を増やすためにパチンコに行きます」
そして、お金がある人は「お金が減ることがわかっている」のでパチンコに行きません。
パチンコ屋というのはとても上手に作られていて、基本的に「お金を持っておらず、数万円のプラスマイナスで生活に変化が起こってしまう」客層で構成されています。
お金に対する価値観というものは本当に人それぞれで、正解はありません。
学校で教えてくれるものでもありませんが、お金の大切さを親の教育などで学べた方はパチンコにハマる可能性が低いかもしれません。
私の経験則になってしまい恐縮ですが、パチンコにハマる人間は家庭環境や学歴も良くない割合が非常に高く、そんな人間がお金に対して長期的な目線で考えられるわけないですよね。
ただ、ほとんどの人はそんなことは教えてもらえなくても生きていく中で自然と理解します。
パチンコにハマってしまう人は、お金の稼ぎ方や活用方法を知りません。
でもお金を稼ぎたい。できれば可能な限り簡単に。
そうすると、一番身近にあるものがパチンコなんです。
その危うさに自分で気づけない場合は、側にいる誰かが教えてあげなければもう止まれません。
将来への危機感が足りない
20代の中頃くらいまでは、休日に同世代の友達と一緒にパチンコに行って、ご飯を食べて帰る。
こんなことが楽しくてしょうがない時期があります。
ただ、20代も後半に差し掛かってくると、段々と結婚したり、子供が生まれたりと人生のステージが上がってくるものです。
普通はここで、
「パチンコばっかりしていたらダメだな!ちゃんと将来のことを考えなきゃ」
となるものですが、日常的にパチンコをしている人の中にはここから抜け出せない人が多く、気付いたら30歳を超え、貯金がゼロなんてことがあります。
そこに危機感を持たずに死んでいける環境であれば何の問題もないでしょう。
私の周りにもいます。ギャンブルで借金をしても親が肩代わりしてくれたり、自己破産してリセットしたり。
でも、みんながその手段を取れるわけではありません。
できれば自分自身の力で立ち直り、迷惑をかけてきた周りの大切な人へ恩返しがしたいものです。
快楽主義・我慢が苦手
パチンコを日常的にする人は刹那的な生き方をしている方が多い印象です。
後先を考えずに行動し、パチンコでの勝ち負けに一喜一憂している人が貯金のことを考えられるはずがありません。
「貯金=手持ちのお金=パチンコの軍資金」
こういう思考回路になっています。
ストレス耐性が低く、自分に都合の良いように物事が回らないとイライラした感情を表に出しがちです。
パチンコ・パチスロは機械です。
これ以上打つなと説教もされませんし、お金を入れればどの人間も同じようにギャンブルできます。
ですが、そのパチンコ台を擬人化して、自分だけは勝てる!ハマってるからもうそろそろ当たる!などとのめりこみます。
そして、自分の希望的観測通りに事が運ばなくなってくると、「台パン」です。
もう、野生動物と一緒です。
そもそも給料が少ない
パチンコが一番の趣味!という人は収入自体が高くない傾向があります。
同世代の人たちが必死で働いたり、自分を磨くために使う時間をすべてパチンコに使っているからです。
仕事中もパチンコのことを考えて上の空。
パチンコをするために働いているというような状態の人も多く、仕事でも中々出世できず、おのずと年収が低い人間が多くなるイメージです。
毎月の支出を把握していない
これは私の経験談ではありますが、パチンコをしている人は毎月の支払に困っている人がとても多く、自分が月に何にいくら使用しているのかを把握していないケースがほとんどです。
そして、
と言いながらパチンコを打ちに行く人が多いです。
なぜ家賃を先に払わないのか?パチンコを打つ手持ちのお金が減ってしまうのはとても嫌なんです。
増やしてから払えばいいじゃない!負けたらそんとき考えよ。
これくらいの気持ちでパチンコにのめりこんでいます。
結果、行きつく先は誰が考えてもわかりますよね。借金です。
パチンコをする人で貯金ができる人の割合は?こんな人はパチンコをやめるべき
とはいっても、パチンコは絶対に負ける遊びではありません。
中にはパチンコと上手に付き合い、パチンコで貯金を増やしている方もいるかもしれません。
ですが、パチンコというものは必ず胴元が勝つように設定されています。
そのため、約90%の人がマイナスになっており、パチンコを打ちながら貯金を増やせている人は10%にも満たない少数の人間です。
この記事を見ている方の中には、少なからずパチンコをする相手に不信感や不安感を覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。
次の項目からは、「こんな言動や行動を取る人はパチンコで貯金は難しいのでやめさせたほうがいい」
というパターンを紹介します。
「生涯収支では勝ってるから」が口癖
本当にパチンコで勝っている人というのは全ての収支をきちんとつけているはずです。
もし、「トータルでは勝ってるから」と言っているなら「じゃあ収支を見せて。」と聞いてみてください。
ほとんどの場合は、見せられないか一部の収支しかないはずです。
パチンコを日常的にしている方ですと、勝っているときは収支をきちんとつけて、負けが込んでくると収支を付けなくなる習性があります。
そして、人間の特徴として悪いイメージは脳から消えていきます。
すると、トータルではパチンコで負けているはずなのに、「そんなに負けていない」や「収支はつけてないけど、トータルでは勝ってる」などと言い始めます。
こうなったらもう終わりです。パチンコで貯金など以ての外です
。即刻やめるべきです。
パチンコで借金をした経験がある人
もう貯金とかのレベルではなく言わずもがなですが、論外の人間です。
こうなったらなんとしてでもパチンコをやめさせなければいけません。
パチンコというリターンの少ないものにお金を使うために借金をする時点でかなり脳をギャンブルに焼かれてしまっています。
このレベルになると、自力でパチンコから離れることが難しいと思いますので、パートナーの方もかなりの我慢が必要になるでしょう。
約束を破ってまでパチンコに行く人
以下は私や友人の経験則です。ここまで到達しているのならパチンコで貯金がができる人間ではありません。
・彼女はパチンコをしないのに、今日はデートだと言ってパチンコに連れていく
・友人との集まりを仕事と嘘をついてパチンコに行く
・家族の葬式にパチンコに行く
・家族の記念日(結婚記念日や誕生日)に夜には帰ってくるからとパチンコに行くも帰ってこない
負けたときに自分の感情をコントロールできない人
私がパチンコをしていた中で一番、自己嫌悪に陥ってしまうのがこの「感情のコントロール」でした。
せっかくなので、私がパチンコで負けたときにどういった言動・行動を取っていたのかを彼女に聞いてみました。
・勝ったときはご機嫌で調子のいいことを言う
・負けたときは分かりやすいくらい落ち込む
・落ち込むだけならまだいいが、八つ当たりしてくる
・ドアの開け閉めがうるさい、話かけても逆切れ、ひどいときは無視
本当に申し訳ありません。
パチンコの勝ち負けでこんな状態になるようでは、冷静にパチンコと向き合えるわけがありませんね。(これ以上聞くとマジで喧嘩になりそうなのでやめておきます)
彼氏や旦那に貯金をさせたい!けどどうしたらいいの?
最終的なゴールはここになると思います。
・パチンコをする彼氏や旦那に貯金をさせたい!
・お金の大事さを理解してほしい!
・将来のことをもっと真剣に考えてほしい!
ここまでの記事の内容で「あー自分の彼氏(旦那)に当てはまるわー」と思った場合、パチンコを続けさせながら考え方を変えるのは至難の業です。
つまり、手っ取り早く上記を理解させるには「パチンコをやめさせる」これ以外に方法はありません。
ただ、男というのは残念な生き物でプライドの高い人間がとても多いですよね。
私の場合も、30歳を超えてろくに貯金もない癖に無駄にプライドだけは高く、パチンコをやめて貯金をしなければ!と決意するにはかなりの苦痛が伴いました。
あなたのパートナーの性格タイプにより対応方法が変わってきますので、解説させていただきます。
ある程度、自分の意見を聞き入れてくれそうな場合
とにかく1か月だけパチンコをやめさせてみる
パチンコが理由で貯金ができない人は浪費癖がついてしまっていることが多いため、それを頭で理解させる必要があります。
まずは1か月だけパチンコを我慢してみない?1か月後には行ってもいいから。
こう伝えてみてください。
私の経験談になりますが、
1か月パチンコをやめることでかなり無駄な浪費をしていたと実感することができました。
外出時のコンビニ等の出費が思いのほか多かったんです。
これがパチンコする人が貯金できない大きな理由でもあります。
収支はそんなにマイナスじゃなくてもいつもお金がないのは、勝っても負けても無駄遣いをしているからなんです。
それを理解できれば、パチンコがいかに生活を苦しめているかを実感することができるはずです。
パチンコに行ったつもり貯金をさせる
パチンコについてある程度話ができる状態であり、本人もやめたいと思っている場合は、有効な方法になり得ます。
毎週末、パチンコに行っており、月4~5万円ほどのマイナスがあるとします。
週末のいつもならパチンコに行く日になったなら、専用の貯金箱に一万円ずつ入れさせてみてください。
数か月もすればある程度まとまったお金ができます。
まあ、こんな方法で貯金ができる人に変えられる状態の方はそこまで悩みませんよね。問題は次です。
プライドが高く、意見を聞き入れてくれなさそうな場合
なぜだか分かりませんが、パチンコののめりこんでいる人にはプライドが無駄に高い方が多いです。
みんな、
「俺はこいつらとは違う。」
と考えています。
パチンコをしない方からすると、同じ穴の狢なんですが、当人達はいつまで経っても気づきません。
そんなプライドの高い人に対して効果的な方法はこちらです。
リスクの低い投資などを始めさせて、パチンコの無駄さを理解させる
パチンコをする人は「お金」が好きな人が多いです。
プライドが高く、パチンコをやめて貯金をして!と言っても中々聞き入れてくれそうにない場合は、「投資」を勧めてみてください。
私の場合は、彼女が株式投資や投資信託を始めたことで、パチンコより楽しそう!儲かりそう!と思ったことがパチンコから離れるきっかけになりました。
ただ、プライドを気づ付けないように、上手に誘導してあげなければなりません。
こんなことを言われたらとりあえずちょっとやってみるかと興味が沸きます。
すると、調べれば調べるほどパチンコがバカらしい遊びに見えてくるはずです。
それでも難しい、超プライド高男の場合は、知り合いや友達を引き合いにだす
彼女や奥さんからの助言でマインドを変えることができなかった場合は、第三者を絡めてあなたの希望を伝えてみてください。
例えば、彼氏や旦那がライバル視している人の例を出して、
プライドの高い男がこんなことを言われるとどうなるか?
こうなります。そうなってくれればこっちのものです。
いかにパチンコでお金を浪費することが非効率的かをやんわりと伝えて、正しいお金の投資先に誘導してください。
また、仕事先や先輩など尊敬している人物に一役買ってもらうのも有効な手です。
男には「この人の助言ならば聞く」という相手が少なからずいるはずです。
そんな方に貯金の大切さや正しいお金の使い方を説いてもらえれば効果抜群です。
自分の彼氏や旦那の恥部を晒すことになりますので、ためらいもあるかと思いますが、成功すればちょっとした恥ずかしい過去で終わります。
行動させなければ一生お金のことで不安を抱えたまま生活を続けることになります。
私もパチンコをやっていた時はお金のことで嘘をついたりして迷惑をかけていました。
その代償は今でも払い続けていますが、少なくとも彼女に嘘をつかなくなった生活はとても清々しく充実しています。
まとめ:パチンコする人を貯金できる人に変えるにはパチンコをやめさせるのが一番
ここまで読んでいただいた方にはご理解いただけたかとは思いますが、パチンコをする人に貯金をさせるのは無理です。
パチンコは貯金を増やせるような投資ではありませんし、ただのギャンブルです。
また、音や光で脳を破壊され「依存症」になってしまう可能性を秘めています。
パチンコが原因で貯金ができない、彼氏や旦那の年収が低くて将来が心配という方には、一つだけ。
「何が何でもパチンコをやめさせる」
これだけを目標に動いていただきたいと思います。
本人に気付かせるもよし、第三者を使って気付かせるもよし。
今回は一例として、「投資に興味を持たせる」という方向でお話させていただきましたが、極論なんでもいいです。
パチンコより楽しい趣味を探して行動するという方法でパチンコをやめている方もたくさんいます。
現在、生活に支障が出るレベルでパチンコをしてしまう人間は、遅かれ早かれ何かトラブルを起こします。
そうなる前に気付かせてあげられるのは一緒に生活している家族やパートナーだけです。
今回の記事で私のように「パチンコに人生を壊されてしまった」人を少しでも減らすことができれば幸いです。