新型コロナウイルスの一日当たりの感染者数が減少傾向になってきています。国民が政府からの要請をできる限り守りながら、みんなで我慢してきたことが結果として表れ始めていますね。
ただ、明日から始まるゴールデンウィークでは外出者が増えることが予想されており、一番の踏ん張りどころではないでしょうか。一日でも早く収束して元の生活が取り戻せるよう、私も出かけたい気持ちを抑えて生活していきたいと思います。
そして、いまだ話題に上り続けているパチンコ店の休業要請を無視した営業問題ですが、各県の知事が嫌われる覚悟を持って強い発言を繰り返してくれていることで、どれだけパチンコ業界が異常かということを普段パチンコをされない方たちにも周知するきっかけになっているかと思います。
ほとんどのパチンコ店が営業を自粛している状況ですが、いまだに休業要請を無視し続けるパチンコ店が存在します。私には最悪の未来しか想像できなくなってしまいました。
休業要請を無視し続けるパチンコ店名の公表に踏み切った大阪府の吉村知事には賞賛の声を送りたい
営業自粛要請を無視し続けるパチンコ店に対し、日本国内で初めて大阪府の吉村知事が新型コロナウイルス対策の特別措置法の45条に基づいて「店名公表」を決断しました。
この行動に対しては様々な賛否の声が上がっています。
新しい何かを始める際には批判がつきまといます。そして、何もしない人間たちが表面的な結果だけを見て批判を始めます。一般人ならまだしも、メディアに出て活躍をされている有名人の方ですらそういった発言をされます。
『皆さん、パチンコ屋が軒並み閉まって大変でしょう。今ならここが開いてますよお』と宣伝した結果になるの、わからんかったんかな
引用:ラサール石井氏 Twitterより
これに対して吉村知事が反応。
大阪に700店舗近くパチンコ店があり、休業要請後に120店舗の開店状況と府民の苦情と専門家の意見。そこから詰めてきた結果の現在公表3店舗。ここだけ捉えて「分からんかったの?」とはお気楽な立場だよ。影響力ある立場なら「今だけはやめときましょう」位言えないのかね。
引用:吉村知事 Twitterより
吉村知事が行った店名公表がきっかけで、いくつかのパチンコ店が休業を決めたという事実もあります。
そして、いまだパチンコがやめられないパチンカス達にも自分がやっていることがおかしいと感じさせるきっかけになったのではないかと思います。
営業中の店舗にテレビの取材カメラが来ている状況でもパチンコをすることを恥ずかしいと思えないのならそれはもう立派な依存症です。
そして、吉村知事に続き、東京都の小池知事も休業要請を行っています。
特にGW期間中に感染拡大が懸念されている大都市圏については同様の対応を取ってほしいと願います。
そもそも、パチンカスは店名公表されてから集まっているわけではない。
店名公表がパチンコ店の宣伝になったのではないかと批判されている方のおっしゃることは一理あるかと思いますが、そもそも店名公表が決まる前から自粛ムードの中でもパチンコ店は朝から行列を作っており、度々問題視されていました。
メディアに公表されたからとそのパチンコ店に向かった方も中にはいるでしょうが、パチンカス達はパチンコ店の情報をまとめるポータルサイトや営業自粛を受け入れていない店舗をまとめたブログや5ちゃんねるの情報ですでに営業中の店舗を把握していた可能性が高いと思います。私ですら、近所のパチンコ店が営業を自粛しているかを調べました。
公表をすることで、「え?パチンコって今は自粛したほうがよくね?」と気付くパチンカスが増えたはずです。まともな人間ならば、家族や友人から窘められれば、理解することでしょう。
休業要請に応じない一部のパチンコ店のせいで「パチンコ=悪」という図式が完全に出来上がった
テレビでもインターネットでもこれまででは考えられないくらいの頻度でパチンコ業界の動向について、取り上げられています。
ほとんどはネガティブな意見で、パチンコ店を擁護する意見は全体の一割にも満たない印象です。
この状況には、政府からの自粛要請に従い早々に休業を決めたパチンコ店からすると、怒りが込み上げてくるでしょう。目先の利益を優先し、業界のイメージをさらに悪化させてしまった罪は非常に大きいです。
こういったパチンコ店が休業要請に応じない理由として以下のような主張をしています。
営業を自粛している店舗の中には1店舗のホールから数店舗の中小ホールもたくさんあります。どのパチンコ店も休業が苦しくないわけがありません。そして、誰もが一刻も早く営業を再開したいと考えているはずです。
セーフティネットに関しても4月24日時点でパチンコ店も融資・保障の対象に含まれたことが発表されています。
ですが、このような店舗が存在することで、パチンコ店の営業再開にはバッシングがつきまとうことになります。そして、いつまで経っても営業再開がしづらい環境に陥ってしまうことになります。
なんとか今だけでも足並みが揃得られないのか?コロナウイルスが収束したらいくらでもやってください。新台でもパチンコライター来店でも。ただ、今は我慢する時のはずです。
パチンカスには関係なし。自粛明けも同店舗は大繁盛するだろう。
パチンカスには普段通う店舗への愛情などありません。
「勝てるパチンコ店か」
考えていることはそれだけです。つまり、自粛明けに休業要請を無視したパチンコ店がそれを理由に客足が遠のくという可能性は100%あり得ません。
出玉を出していればパチンカスはたくさん来ます。誰が経営していてどんな理念があってなんかは一切関係ないのです。
客と店舗にあるのは「金」への執着だけです。
ということは、今休業要請を受け入れているパチンコ店は損じゃないの?そう思いますよね。
今後、様子を見ながらしれっと営業を再開する店舗が増えてくるのではないかと思います。
やっぱパチンコ業界潰れないわ・・・パチンカス最強だわ・・・負けたよお前らには・・・
パチンカスは理性のない動物と同じ。脳を破壊された同情すべき人間でもある
パチンコ業界がメディアに取り上げられる度に「ギャンブル依存症」という問題がついて回ります。現在、休業要請を無視しているパチンコ店に足を向けてしまうパチンコファンに対してのバッシングも強まっていますが、彼らは病気なんです。
もう、パチンコ店の奴隷です。固い絆で結ばれてしまった運命共同体です。
普段パチンコをされない方からするとなんでパチンコなんかに依存してしまうの?と考えてしまうかと思いますので一つエピソードをご紹介させてください。
パチンカスを説明する際に引用される、有名なサルの実験をご存知でしょうか?
調べるとたくさん出てくるので、ここでは簡単に説明させていただきます。
~サルの脳を破壊する実験~
■第1フェーズ
- ボタンを押すと、エサが出てくる装置をサルに与える
- サルにボタンを押すとエサが出てくることを認識させる
- ボタンを押せばエサが毎回出てくるので食べたい分だけ出したサルはボタンに興味を示さなくなる
■第2フェーズ
- ボタンを押してエサが出る頻度を50%程度に減らしていく
- サルは以前よりもエサが出てくるボタンへ執着するようになる
■第3フェーズ
- エサの排出率を他の場所で探したほうが良いくらい低確率に設定する。
- サルは一日中狂ったようにボタンを押し続けるようになる
これがパチンコの根源にある考え方です。
パチンコをする方はたくさんお金を使った後で大爆発して逆転勝ちをした経験がありますよね?
最高に気持ちいいですよね?
1,000円だけ使って大勝ちした時ももちろん嬉しいですが、何度もボタンを押して苦しくてイライラした気持ちからエサが出てきた時の高揚感といったら、なんとも言い難い「快感!」「アドレナリン!」「脳汁!」が湧きだします!
この感情が理解できた方はもう狂っているかもしれません。
じゃあどうしたらいいのか?オーストラリアではスロットを完全規制しギャンブル依存症対策にも効果が
この状況でパチンコ店に通う人たちはパチンカスと呼ばれていますが、上述の実験にもある通り、依存しているのはあくまで「パチンコ」というものに対してです。
つまり、依存対象を物理的に無くしてしまえば、元の人間に戻れるんです。
このコロナ禍の中でそれを実現しつつある国が存在します。
この記事を書く中で初めて知ったのですが、オーストラリアには日本のパチンコのような位置づけに「スロットマシン」が存在し、手軽に楽しめるギャンブルとして広く周知されており、オーストラリア政府はコロナウイルスの感染防止対策として、人々が密集しやすい場所の規制を行いましたが、その一環としてスロットマシンが置かれている施設も休業対象となりました。
本来はコロナウイルスの感染防止を期待してのものでしたが、思わぬ副産物として、ギャンブル依存症者の精神的な問題の改善に役立ったと述べているようです。以下にて一部を抜粋させていただきます。
啓発団体「アライアンス・フォー・ギャンブリング・リフォーム」によれば、閉鎖以降にスロットマシンに使われなかった額が4月22日には10億豪ドルを突破。
団体の責任者は「代わりに、食卓の食べ物、医療費や光熱費、家賃、住宅ローンの支払いに使うことが可能だ」と語った。
豪公共放送ABCは、依存症などギャンブルで問題を抱えた多数の人々を取材し、多くの人が「最も平穏な時間を過ごした」と答えたと報じている。
規制緩和後はまた、ギャンブル依存症問題が再燃してしまうでしょうが、一時的にでもギャンブルができない状態を作ることで、壊れてしまった精神を取り戻すことができるのかもしれないと考えさせられました。
私も、サルの実験場から足が遠のいてから3か月ほどが経過していますが、金銭面はもちろん、心の健康という意味では一番効果を実感しています。
~まとめ~
4月28日現在、休業要請を無視して営業続けるパチンコ店に対して罰則を設ける法律を整備しようという動きが出ているそうです。
それが実現するのかは分かりませんが、日本は世界でも有数のギャンブル大国です。依存症患者の数も半端ではありません。そしてそのほとんどがパチンコ依存症患者です。
パチンコ業界が完全になくなればいいとまでは言いませんが、「遊戯」として謳っている以上、パチンコを理由にした生活破綻者やコロナウイルス感染の恐怖よりもパチンコを優先する人たちが溢れかえっている現状が正しいとは思えません。
罰則付きの法律が整備される前に、パチンコ業界が全店休業に向けて足並みを揃えて行ってくれることを願います。