今日で記念すべき禁パチ30日目。1か月パチンコに行かない生活を達成しました!
これまでパチンコを打つお金が無く物理的にパチンコに行けないという状況下で1か月パチンコ屋に行かなくなったことはありましたが、今回は完全に自分の意志と方法で禁パチ30日を達成しました。
パチンコに行けなかったのではありません。パチンコに行かないということを選択したんです。
え?しょぼない?と思ったあなた、これはパチンカス歴10年以上の人間としては奇跡ともいえるようなことです。病的なパチンコ依存症で苦しんでいる人であればあるほどこの気持ちをわかっていただけると思います。
今日は1か月パチンコに行かなくなったことで、パチンカスだった人間に起き始めた変化とパチンコに行かなくなった方法をまとめます。
- パチンコを辞めたいけどすぐにスリップを繰り返してしまう
- 給料日が来るたびに禁パチのルールを破ってしまう
- パチンコのせいでいつもお金がなくて辛い
- 自分がパチンコをしない生活が想像できない
- そもそもパチンコに行かない方法がわからない
こんな悩みを持つ方に参考になる内容です。
30日パチンコに行かなくなったことで起きた生活上の変化
まだたった1か月ではありますが、パチンコに行かくなったことで生活とお金の考え方にいくつかの大きな変化が出てきていることを実感しています。
とにかくお金が減らない。お札のありがたみを感じられるようになる
パチンコに行かなくなる前の私はこんな感じ。
たまたま数万円の勝ちをパチンコで得たことで気が大きくなり、ご飯をご馳走したり、頻繁にコンビニに寄って買わなくてもいいものを購入して浪費を繰り返していました。
ですが結局・・・
当然ですが、長期的な収支で見ればマイナスなパチンカス。
勝ったときだけ無駄に浪費を重ねていては、必ず来る敗北の連鎖で一気にお金を失ったときに想像以上にお金がありません。
本当にバカな話ですが、パチンコに行かなくなる前はそれが理由でキャッシングをしたこともありました。
それが、30日間パチンコに行かなくなっただけでお金に対する考え方に変化が現れてきました。
自分の収入と支出を正確に把握するように努めるようになりました。
パチンコをされない人からすると当たり前のことかもしれませんが、私としては大きな変化です。ドヤ顔で彼女に告げたらこう言われました。
まあ。そうだよね。ずっと言われ続けていましたし…
結果、休日はもちろん平日に至っても「浪費はだめだ!」という意識が浸透しつつあります。例えば・・・
自分で水筒持ったりタバコは本数減らしてみよ。パチンコしてないからイライラしないし。あとコンビニの食い物は体に悪いから極力食べるのはやめよ。
パチンコに行きまくっている状態だと、コンビニでの数百円の買い物や食事代が気にならなくなる傾向にあります。
勝てば景気よく無駄遣い。負ければ腹いせに無駄遣いと悪循環でした。
1日に野口さんどころか諭吉さんを乱舞させていたパチンカスの私が、この年になって1,000円札の重みをひしひしと感じた上に健康のことまで考えるようになり、
パチンコに30日行かなくなっただけで、パチンコ屋での支出がどれほど異常だったかを認識できるようになりました。
よくこの収入と借金状況でパチンコをやろうと思ったな自分と。これは大変大きな進歩です。
徐々にパチンコへの興味が薄れてくる
1か月パチンコに行かなくなっただけでここまで興味が薄れてくるとは思ってもいませんでしたが、自分の中で「パチンコに行く」ということの優先順位がかなり下がりました。
これまでの禁パチでは、なんだかんだと言ってもパチンコのことが頭にこびりついていて、ふとしたきっかけで再度パチンコ屋に行ってしまっていました。
禁パチを失敗させてきた要因を挙げるとすれば、「Youtubeでパチンコ動画を観る」が一番の原因だったのではないかと思います。
俺はパチンコをやめるぞ!もう行かないぞ!と思っていても、実はパチンコの事が気になってしょうがない。
寝る前にパチンコ動画を見てしまうような状況が続いていました。
パチンコをやめたい。と言いつつも話題の新台動画や好きなパチンコライターの動画やかかさずに見ていた動画もありました。
ですが、パチンコに行かない生活が30日に近づくにつれて、
気付いた時にはこの状況でした。
そして、思い出したタイミングでかかさず見ていたパチンコライターの動画を見てみたんです。
このようにパチンコ動画に興奮や影響を受けないような考え方に変わってきました。
あんなに共感したり、興奮を感じたりと日々の生活サイクルの中にしっかりと組み込まれていたパチンコ動画が、ひどく無価値なものに思えてきました。
動画を開いても、数分間見ていることができないほどです。
あれほどまでに興奮させられて、明日はパチンコ行くぞ!という気分になっていたものに対してここまで感情が変化するかと、正直驚いています。
パチンコ以外の趣味に興味を持てるようになった
パチンコに行かない日が増えてくると当然パチンコに充てていた時間が丸々浮きます。
これまではその「退屈さ」を埋めるために色々な方法を考えて取り組もう!という考え方でした。
ですが結局、パチンコより楽しい趣味を見つけられませんでした。
それもそのはずです。
私は「最高にパチンコに依存した状態」でパチンコより楽しい趣味を探していたからです。
パチンコの代わりになる趣味を探すということは中々難しいですが、徐々にパチンコへの興味が薄れていくのと同時に「4つ~5つの趣味になりえるものを探す」という考え方は非常に役に立ちました。
パチンコへの興味と引き換えに映画や料理やブログ運営。パチンコに行かなくなる前には中々興味も湧かなかったようなジャンルの物事に対して積極的に行動できるようになった自分がいました。
周りの人に嘘をつかないようになった
パチンコに行かなくなる前の生活では、週末が近づくに連れてパチンコ行きたい欲が高まり、ピークに達した時には彼女や友人との約束を反故にして、嘘をついてまでもパチンコ屋に行っていました。
また、軍資金が用意できなければコソコソ隠れてキャッシングしたり、お金を調達する方法を探していました。
大きいものから小さいものまでどんどんと嘘が積みあがっていくような状況でした。
パチンコで負けてお金がないのにそれがバレたくないから借金をしたり、勝った時に返済に回す前に浪費してしまったり。
今はお金が無くて当たり前。
開き直るわけではないですが、狂った生活を立て直すのにある程度長い時間が必要だと長期的に考えられるようになってきました。
借金返済の精神的ダメージを軽減するのにも役立ちそう
パチンコに行きたくてイライラする感情がなくなった
禁パチ1か月の中盤くらいまでは、パチンコに行きたいのに行けないストレスから、イライラと無気力を繰り返していました。例えばデート中。
こんな感じの状態を続けていたらついに…
となり喧嘩になりました。本当にしょうもない男です。
この1か月、最初の内はかなりイライラをぶつけてしまい喧嘩もしましたが、後半になるにつれて自分の感情を制御できるようになり、最終的にはパチンコに行きたいという気持ちが休日にも湧き起らない状態にまでなりました。
禁パチ中の感情の動きをまとめてみた
1~10日目
とにかく辛い。禁煙の時に似ているかもしれない。
頭の中はパチンコのことだらけで、ふとしたきっかけで再度パチンコに行ってしまうのではないか。一回くらいならいいじゃないか。と本気で考える。
やめると決意したばかりなので、あまりイライラはせずにパチンコ動画を見ながら誘惑を抑えている状態。
11~20日目
これまでの最長が約2週間だったため、なんとかそこを更新したいという意識を持ち始めたものの、パチンコに行けないストレスがピークに達する。
不機嫌な状態に突入して、パチンコを打ちに行くことを許してくれない彼女にイライラをぶつけだす。
休日の時間の使い方がわからず、彼女と出かけていてもパチンコ屋の前を通ると「打ちたいなあ」「今の手持ち分くらいなら無くなっても困らないから隠れていこうかな」と毎日葛藤を続ける。
21~30日目
人間、積み上げてきたものを壊すことには躊躇するということを実感し始める。
もうすぐ30日だ。とりあえずそこまで頑張ってみるかという心境。私にとっては初の領域。
ブログで禁パチ日数を宣言するのはとても効果的。禁パチのルールを破っても怒られることはないが、誰かから見られているという環境づくりの大切さを学ぶ。
そして、上述したように日を重ねれば重ねるほどパチンコへの興味が薄れはじめる。
自然とパチンコ屋に行けないことから感じていたイライラも無くなり、現在に至る。
人間は何かに「依存」しなければ生きていけないが、依存先は時間を掛ければ変えられる
人は常に何かに依存しています。
例えばそれが、仕事やスポーツ、またはアイドルや俳優だったらそれは素晴らしいことでしょう。私にはとても羨ましい生き方に映ります。
ですが、依存先が周りの人に隠れてコソコソと嘘をつかなかればならないような物事や金銭的・身体的に悪い影響を及ぼす可能性のあるものであったとしたならば、「依存症」と言えるのではないかと思います。
私の場合はそれが「パチンコ」でした。
酒は飲みますが、嗜む程度、好きな芸能人や歌手もおらず、課金をしたい!と思うようなゲームもありません。
本当に「パチンコ」だけでした。
定期的に襲われる、「こんなことはやめなければならない」という感情と「パチンコで勝てるようになりたい」という気持ちの中で揺れ動いていました。
台の解析や情報を一晩中調べたり、打ちたい台やイベントに参加するために車で数時間の距離も移動できるくらいに依存していました。単純に楽しかったです。
何かに寄りかかるということは生きていく上で、必要なことだと思います。
ただ、「依存症」になってしまうようなものに固執してしまうのは、何も良い結果を生まないのだと理解しました。
良くも悪くも、人間は「時間」が経てば興味や感情が薄れていきます。
失恋の悲しみや怒りの感情なども、気付けば「あれ?なんであんな悲しかったんだろう。なんでムカついてたんだろう。」と思えるようになります。
私はまだ、「1か月パチンコに行かなくなった」だけの実績しかありませんが、これから先、時間が経てば経つほどパチンコへの興味が薄れていくことを確信しています。
また、日数をカウントして日々を過ごすことはとても有効な方法だと気付かされました。
どれだけの日数を重ねたときに「俺、パチンコ辞めたよ!」と心から言えるかは分かりませんが、パチンコ以外の事に「熱中」できるような日々を取り戻しつつあります。
~まとめ~
パチンコに行かない方法はこの4つ!
病的パチンカスだった私が1か月パチンコに行かなくなって気付いたパチンコに行かない方法は以下の4つです。
- 何が何でも1か月パチンコから離れてみる
- お金が無いことを焦らない。生活リズムは徐々に元に戻る
- パチンコへの興味が薄れてきたタイミングでできる趣味を4つ~5つ探しておく
- 日数をカウントして(ブログやSNS)ここで諦めるのはもったいないと思える環境を用意
全く同じ思いに苦しんで来ました。もう34年になります。今はお金が無くなると不思議にホッとします。もう行かなくて済むんだと。記事を読んで1カ月頑張ってみようと思いました。パチンコをやって1番の害は私は他人のせいにするようになることだと考えています。私だけかも知れませんが。パチンカーが普通の生活に戻ることがどれだけ大変か、どれだけ苦しいか多分やらない人には全く分からないでしょう。それを成し遂げようとしているあなたは素晴らしいの一言です。
お金がなくなるとホッとする気持ちすごいわかります。
友人にそんな話をしたら頭おかしいとかホッとするならくれよとか言われますが、同じような人がいて少し安心しました。
20年ほどやりつづけましたが、もう半年近く行ってません。私の場合、何かのきっかけというよりは行く前のワクワク感と負けたときの絶望感を天秤にかけてついに後ろに傾いたって感じです。加えてパチンコ屋への不信感もあります。
何回か朝行こうとしましたがやはり負けたときのあの苛立ち(傍から見たら頭おかしい人です)を考えるともう行けなくなりました。拒否反応みたいな感じです。
行かなくなって1番変わったなと思ったのはぐっすり眠れることです。
あとは少し太りましたね(笑)